アイドマの法則

AIDMA

消費者行動のプロセス「AIDMA(アイドマ)の法則」

『アイドマの法則』とは、アメリカのローランド・ホール氏が提唱した「消費者による消費行動」における行程の仮説です。消費者があるモノを知り、それから買うという行動に至るまでのプロセスで、コミュニケーションの反応プロセスのひとつです。
それぞれの行程の頭文字をとってAIDMAと呼ばれています。
AIDMAの法則は大きくわけて、「認知段階」「感情段階」「行動段階」の3つのプロセスがあります。
例えばダイエット食品があるとしましょう。
『認知段階』は、消費者が、「このダイエット食品は効果が高い」「有名なタレントが使っている」「テレビで特集されていた」などを知るという段階です。
『感情段階』は「好きか、嫌いか」「使ってみたい」など気持ちを判断する段階です。
『行動段階』は行動をする段階で、ズバリ「買う」「使う」という段階です。
もっと細かくみると、その商品を知らない消費者に呼びかけ注意(Attencion)を引き知ってもらい、その商品に興味を持てば関心(Interest)の段階へ進みます。
さらに、「良いな」とか「使ってみたいな」と思えば欲求(Desire)の段階へ進み、その時の欲求が強ければ強い程に記憶(Memory)され、後日買い物に行った時やネットでその商品を見つけた時に記憶が甦らされ、その商品を買えば最後に行動(Action)に移ったということになります。
このようなプロセスを段階にわけ、その段階ごとに合ったマーケティング戦略を考えるモデルなのです。

「AIDMA」はそれぞれの頭文字をとってるんだよ

購買までスムーズに結びつけるのがチラシ

最後のActionという目的に向けて、4つの行程があるため、どの行程が欠けても結果に表れてきません。
お客様は警戒心が強く、どの行程であろうと気に入らなければすぐにプイっと帰ってしまいます。
4つの行程を認めてもらうのは、予想以上に厳しいです。
とにかくあきらめないで、成果が出たときに「なぜ得られたか」いろんな視点から探り、方針を立てることが重要ではないでしょうか。
近年では、ネット時代の購買行動プロセスとして、『AISAS(アイサス)の法則〈Attention(注意)・Interest(関心)・Search(検索)・Action(購買)・Share(情報共有)〉』も重要視されてきています。
その他にもプロモーション戦略に活用されているもので、『AIDA(アイダ)の法則』『AIDCA(アイドカ)の法則』『AIDAS(アイダス)の法則』などがあります。

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